カサ抜けレシピ⑧あなたの「夫像」を壊す

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恐らく、一番つらい時期のカサンドラさんの中には、
これに気がついていない人が多いと思うのです。

ここに気がつけば、あなたの人生は明るくなる。
あなたが強くなるための背中を押す記事になればいいなと思います。

1.気づいてください

人生におけるいちばんの理解者って、必ずしも夫ではなくても良いのです。

理想はね?辛いことも楽しいことも何でも共に乗り越えられて
何でも話し合えてお互いがお互いを信頼し合えるような関係が
夫婦のみで築けていれば、それはとても素晴らしいことだと思う。

でも、それって?
今の世の中でそれができている人って、どれぐらいいるんだろう?

きっとそんなに多くないと思うのです。
SNSで「記念日♡幸せ♡」と、夫からプレゼントされたアクセサリーを載せているキラキラなあの子も、実は何か悩みを抱えているかもしれない。
こんなにカサカサな私でさえ「夫から花束♡」とインスタに載せたことがあります。こんなにカサカサなのに、SNSでは幸せっぽく見せていた
あなたにも、そんな経験はありませんか?

2.あなたが求める「夫像」とは

私が結婚前に思い描いていたのは・・・

ずばり、マスオさんです。
とっても理想的じゃないですか?
真面目にお仕事してくれて、実家の家族との人間関係も良好で、子育てにも協力的で、妻の悩みや相談事にも真剣に向き合ってくれる。
これぞ「私が目指していたもの」でした。

現実とは。夫において”マスオさん”が叶った部分は・・・

「仕事を真面目にがんばる」以上。終了。

お正月に私の実家に顔を出してもだんまり。
遠方の私の祖父母宅へ行ってもひとり奥の部屋で寝る。ひたすら寝る。
子育てには協力のきょの字もない。むしろ俺のことも育ててよ状態。
悩み事を相談すれば「でも相手にもこういう事情があったんだと思うよ」と相手の肩を持つ始末。要らん。今そういうの要らん。

3.二つの「共感」が必要

①カサンドラ状態への共感

これはね、経験者に限る!!!!のです

カサンドラ症候群の語源、知っていますよね?
「誰にもわかってもらえないという呪いをかけられた王女」です。
経験しないとわからない。

経験のない人からの『そんなのどこの家でもある話よ~』や『男なんてそんなもんよ~』に傷つけられた経験のある人、いますよね・・・?

経験者はSNSで探しましょう!!
「#カサンドラ症候群」で検索。
TwitterでもInstagramでも良いです。

なぜSNSにいるかというと・・・
「リアルな友達に話したところでわかってもらえない」からです。
みんな同じような経験を経て、SNSに吐き出しています。

この辛すぎる経験を経て、さらに「辛いよね、経験者にしかわからないよね!」という思いから、カサンドラ専門の相談に乗る人を目指したくなったのが私です。

②その他の部分の共感

これは、サザエさんならマスオさんだけで完結している部分ですが、あなたのマスオさんにマスオさんほどの力がない場合は潔く周りに頼りましょうね、というお話です。

◆両親、兄弟姉妹、親戚
(※育ってきた家庭の環境があまり良くない場合はこの項目はすっ飛ばして次へどうぞ。)
例えば子どもの成長について夫とやり取りしたかったことは、別に祖父母に伝えるでも良いのです。

「今日息子がテストで100点を取ったよ!」
「今日娘の歯が抜けたよ!」

◆リアルの友達
中学時代、高校時代の同級生、バイト仲間、職場の同僚、趣味の友達・・・
なんでもいいです。時々会ってランチしたり、日常的に他愛のないLINEのやり取りができる友達、いるでしょうか?(※いない場合はこれまたすっ飛ばしてお次の項目へどうぞ。)
日常的にLINEをする友達がいれば、意外と大丈夫なものです。
夫とのやり取りよりもママトークのほうが楽しかったりするものです。

「今日職場でこんなことがあってさ・・・」
「PTA活動のこれについて、どう思う??」

◆SNSの友達
例えば「発達障害子育て中のママ」とか「○年生まれママ」という共通点を持つユーザーをフォローしてみたり、同じ業種の人の仕事あるあるに共感するでもいいし、とにかくSNSでお友達を作ってみましょう。
実際に会わないお友達だとしても、コメントのやり取りで心のつながりは感じられます。

4.気づきましたか?

ほら。「夫と全てを共感する」に向けてがんばるよりも、その役を埋められる相手を見つけるほうがよほど現実的であり人生を楽しくしてくれます。

お友達だって
「仕事の相談をするときにはAちゃんに相談しよう!」
「子育ての悩みはBちゃんに聞いてみよう!」
「ランチに行きたいな。Cちゃん誘おう!」
というふうに、要件によって相手を変えますよね?
全てにおいて話が合う特定の1人のお友達がいなくても、大丈夫ですよね?

親友のAちゃんと子育ての方針がちょっと合わないと感じたならば、子育ての話はBちゃんと話せばいいのです。

夫さんにも夫さんの得意分野があって、
「子育ての悩み!仕事の話も聞いて!趣味の買い物も一緒に!」
なんていうふうに夫さんを教育するよりも、
「子育ての悩みはBちゃんに相談しよう。仕事の話は夫が得意分野なので夫に相談しよう。お買い物はCちゃんと行こう!」
のほうがあなたの人生は明るく豊かになると思いませんか?

どうしても「夫と全てを共にしたい」と思うのであれば、
「共依存」の状態に陥っている可能性があります。
・夫においての全てが私でありたい
という支配的な心理
が隠れている可能性を疑ってみましょう。

夫とは、何なのか。
夫とはどういう距離感で接していけば良いのか。
夫と共感できる部分はどの分野なのか。

そして、夫にとっての私とは、何なのか。
どこまで要望に応えれば良いのか。

全て一貫して、考え方は同じです。

別の人格である以上、全ての価値観が全く同じという人間はいない。
あなたはあなたの人生を生きる。
夫さんは夫さんの人生を生きる。
全てを夫に求めすぎず、分野ごとのネットワークを持つ。

夫さんとの適度な距離感を保つことって、
とても大事なことなのです。

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