夫は大人になってから(40代)ADHDとASDの診断がつきました。
結婚生活を送るなかで私が夫の違和感に気づき、心療内科を受診してもらいました。
そんな夫の特性について、まとめてみました。
忘れっぽい
※脳神経外科受診済。認知症ではありませんでした。
・悪阻で具合が悪いから助けてほしいと16時に妻から電話があり、会話をしたが、 17時半にはそれを忘れて牛丼屋に行き牛丼&ビールを注文している。後から聞くと、妻の存在は忘れていたとのこと。
・妻に「具合どう?」とメールを送って、その後そのメールを送ったことを忘れる。 妻から「大丈夫」だとか「大丈夫じゃない」だとか返信は5分以内にきているものの メールを送ったことを忘れているので返信の確認をしない。
・朝「具合が悪くてトイレに何度も起きて夜寝られなかった」と言う妻への心配は一切なく 仕事から帰り夜普通に「夕飯は?」と聞く。(忘れているのか何なのかは不明)
・朝の会話を昼に忘れている。(うわの空で話を聞いていなかったのか本当に忘れているのかは不明)
・5分前の会話を忘れている。(うわの空で話を聞いていなかったのか本当に忘れているのかは不明)
集中しづらい、でも自分がやりたいことや興味のあることに対しては集中しすぎて切り替えができない
・カメラやレンズの収集が大好きで、ずっとスマホで情報収集をしている。写真撮影は趣味ではない。防湿庫に完璧な状態でカメラを保管しておくことが大事。
・以前住んでいたアパートの入居状況をずっとスマホでチェックしている。
・家への執着心が過度である。(壁に穴が開くので壁掛け時計やカレンダーの壁掛け使用は禁止、魚焼きグリル使用の禁止、子供が物をこぼした時の反応が過激すぎる、換気扇を使用しまくる、洗濯物の室内干しも禁止。)
・車への執着心が過度である。(飲食禁止、小さな傷や塗装のはがれやホイールの傷に大激怒。)
・自分の所有物への傷に敏感である。(妻からのプレゼントの革財布に傷がついた際にもう使えないと怒り出しカッターで切り刻んだ)
・読書ができない。(仕組みは不明。)
・向上心がない。学ぼうとしない。できないことはできないと言い張る。(家事など)
片づけや整理整頓が苦手
・「片づけ」ができない。物を重ねてまとめて置くことしかできない。
・書類や印鑑や印鑑証明をなくす。自分で見つけられない。
注意が長続きせず、気が散りやすい。会話の流れを気にせず、思いついたらすぐに発言する
・ドラマを見ていても関係のないことを話しかけてくる
・泣くような悲しい場面で笑っている
そわそわして体が動いてしまう
・貧乏ゆすり
・話しているとずっと体の一部を触っている
・頻繁に鼻を触ったりこすったりする
・あぐらをかいていると必ず足の裏をさするように触っている
・周りに物が置いてあるとそれを触らずにはいられない
空気が読めない
・会社の飲み会で二次会の前に切り上げて帰ることができない。(他の既婚者40歳以上は全員そのタイミングで帰宅、残るメンバーはいつも若い独身の社員たち)「無口で話すことが苦手なので、せめて参加はしないといけない」という意識が働くとのこと。「なんであいつ帰るんだよ?」と言われるのが嫌だ、とのこと。(そんなことを言うような人はいない。むしろ年配上司はそのタイミングで帰るべき雰囲気なので他の40代は帰っている。)
順番が待てない
・渋滞で待つことができず迂回して更に時間がかかる
他の人の邪魔をしたり、話を遮ろうとする
・店員の説明を最後まで聞けず、自分の知識を全部しゃべろうとする
約束などを忘れたり、時間に遅れたり、締め切りなどに間に合わない
・どの作業にどの程度の時間がかかるかが全く読めない
・待ち合わせには確実に遅刻する。1~2時間は平気で待たせる。相手に連絡もしない。
・そもそも無理な待ち合わせ時間の設定をする。
手間や時間がかかるもの、集中が必要なものは後回しにしがち
・やるべきことはたくさんあるのに、やらずに昼寝をする。何時間でも平気でずっと寝ている。(平均睡眠時間6時間はとれている)
その他(特性なのか、二次障害なのか・・)
・車の運転をしていてとっさのことに対応できない。
・運転しながら話が聞けない、運転しながら物を食べることができない。
・考え事をしながら運転をすると必ず道を間違える。(曲がるべき道を曲がらずに直進してしまう)
・金銭感覚のズレ。結婚前に400万円の借金をしていた(ことは妻には隠して結婚した)
・持病も隠して結婚し、子を作ろうとしていた。(妻に感染させる恐れがあるのに隠していた)
・小学生のころから授業は内容がわからず全く聞いていなかったとのこと。
・学生時代の友達が1人もいない。
・親との不仲、妹との不仲。
・電化製品の箱や値札シールを捨てられない。商品の一部だとのこと。
・字が極端に汚い。
・常に自分に自信がない。ネガティブな発言ばかりする。誰かのせいにする。
と、こんな感じです。
単純に、生きづらそうだし周りの人間も困っていました。
ちなみに、夫は心療内科受診について全く前向きではなく、半ば無理やり連れて行きました。
そんな状況だったので診断がついても夫は「あの医者め!」と文句を言っていました。
でも私は、数々のトラブルの原因がわかり、診断のおかげですっきりしました。
診断は「レッテル貼り」ではありません。
生きやすくするための1つのステップです。
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