※「カサンドラ状態になる原因があなたにある」という話ではありません。
ただ、自分の思考の癖について考えてみてほしいのです。
それを改善したほうが良いとか、そういうことではなくて、
『私ってこういう思考になりがちだな』を知っておくことは
今後プラスに働きます。
カサンドラ症候群で辛い状態のあなたは、日頃からとても頑張っています。
とても頑張ってきたからこそカサンドラ状態になったのです。
家族やパートナーを優先してきたあなたは
自分のことなんて考える余裕がなかったと思いますが、
今日はちょっと自分自身のことを考えてもらいたいと思います。
カサンドラ症候群になりやすい人
カサンドラ症候群になりやすい人は、性格的に、真面目、几帳面、責任感が強い、完璧主義、忍耐強い、面倒見が良いという人が多いそうです。
福祉や介護、保育や看護など、「誰かのお世話をする」という職業の方が多いという話もよく聞きますが、性格的な特徴から考えても『そういう職を選びそうな性格』ということで、なるほどと結びつきますよね。
また、下に弟や妹がいる人、部活でマネージャーをやった経験があったり、「誰かを支える/お世話をする」ようなポジションにいた人も、同じ理由により多いようです。
あなたにも、当てはまるでしょうか?
そして、全カサンドラさんに共通する点とは
全カサンドラさんに共通する点は何か。それは、
「情緒的な相互関係を築く」を希望している、ということ。
それがうまくいかなくて思い悩むのが「カサンドラ症候群」です。
ということは、カサンドラ症候群になったということはそれを望んで苦しんだ経験がある、ということになります。
カサンドラ症候群になりにくい人
逆のパターンを考えてみましょう。
そもそも、「情緒的な相互関係を築く」を望まなければ、カサンドラ症候群にはならないですよね。
そして、「情緒的な相互関係を築く」がうまくいかないことに悩まなければ、ならないですよね。
そうです。
そういう人が、「カサンドラ症候群になりにくい人」です。
「情緒的な相互関係を築く」を望まない人、
または望んだとしてもうまくいかなかったときにそこで悩まない人。
べきねば思考、頑張れば達成できるはずという思考
あなたは日頃から「こうあるべき、ねば」の思考が強くなっていませんか?
責任感が強くてルールをきちんと守るタイプの方に多いと思います。
そして、「がんばりやさん」だと言われたことはありませんか?
目標が達成できなかった時にすぐに方向転換をせず自分ができる限りの力を出し尽くそうと頑張る。そして達成してきた経験もある。
なので、夫さんとの関係性に対しても諦めずに一生懸命頑張るのですね。
もちろん、悪いことではないです。あなたはあなたのままで良い。
ただ、「自分はそういうところがある」ということは知っておきたい。
「ふぅん」程度の理解で大丈夫。
とにかく、あなたはいつも頑張っていて、
時に頑張りすぎちゃうところがあるかもしれません。
そこまで頑張らない人もいるし、
情緒的な交流が要らないよという人もいる。
だからといってそれを目指す必要は全くなくて。
自分の思考の癖を知った上で、
あなたはあなたのままで、
幸せになる方法を探せばよいのです。
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