夫にADHDとASDの診断がついた日

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心療内科に連れて行きました

結婚して4年目の、2017年12月、私が予約をした診療内科で、
夫にADHD(注意欠如多動性障害)ASD(自閉症スペクトラム障害) の診断がつきました。

私はボロボロで、泣きながら役所に電話して「相談できるところを教えてください」と言って診てもらえる病院をいくつか教えてもらいました。すぐに病院に電話して予約。診察まで数か月待ちでした。

医師から受けた診断結果についてのお話

IQは104です。

医師
医師

IQは104ですが、得意な部分と不得意な部分にかなりバラつきがあり、診断名をつけるか微妙なグレーなところ。 これで仕事ができていなくて困っているのであれば積極的に診断名をつけて手帳を取得して・・・ってなるところなんだけど、仕事はできているとのことなので・・・。 でもアスペルガーっぽさは確実にあるし、ADHDも共存してるから、 カウンセリングを受けてみてもいいし、衝動性を抑える薬を飲んでみてもいいかも。 ただ、薬は”衝動性”にしか効かないから、それを飲んですべてが解決!とはならないだろうけど。

臨床心理士
臨床心理士
  • 何かを説明するときに言葉足らずなことが多く、こちらが誘導して言葉を引き出すような形でやっと模範解答に近づくような感じだった
  • 絵画完成が飛びぬけてできていなかった。普段も、気を付けているつもりで見落としているようなことが多いのでは?
  • こちらの話を遮って話そうとしたりという”衝動性”も見られた

物事の本質をよく理解できない特性

例えば 、「Q.なぜ駐車禁止のところに車を停めてはいけないのですか? という質問に対して、
あなたは何と答えますか??

アロミ
アロミ

ちょっと、考えてみてください。

皆さんなら、何と答えますか?


一般的な回答は「A.みんなの迷惑になるから になるそうです。
本質を理解していればこのような回答になる。

そこを夫は、「A.法律で決まっているから と答えたそうです。

アロミ
アロミ

皆さん、どうでしたか?

私は夫の回答にびっくりしました。

それと同時に、『でもこの人なら確かにこう答えそうだなぁ』と思いました。

診察後の夫婦の会話

おっと
おっと

俺わかったから!がんばるから! 本当にバカだったと思う!今回本当に目が覚めた!
薬も飲むし!ちゃんとするから!

わたし
わたし

私はあなたのお母さんじゃないから、息子のように手厚くサポートするのは難しいと思うけど、できるだけサポートするつもりでいるから、あなたも努力してください。
あなたが努力をするつもりがないのに私だけががんばるというのは、私にはできない。
そして、何をするときにも私にまず一言相談してほしい。それで防げることは多いと思う。

おっと
おっと

わかった。ありがとう。

「これでもし何も診断名がつかず、今までのいろんなことが
ただのあなたの性格によるものだとしたら、もう無理だからね?」
病院へ行く前に私がしつこくこう話していたので、
「診断名ついたー!わーい!」のような感じにも見えました。

でも、お薬も処方してもらったので、ひとまず安心していました。
『やっとわかってくれた・・・』と思っていました。

その日は 「それ、今やることじゃないよ」と声をかけると
「あ、こういうところか!」と素直に受け入れてくれました。

このあと待ち構える困難など想像もつかず、私は安心しきっていたのでした。

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