カサンドラ症候群を抜けるための「カサ抜けレシピ」を作りました!
私は9年間とても苦しんで、やっと今「元気!」と言える状態になりました。この辛い経験をして「こんなに遠回りしなくても楽になれるよ」という方法を発信したくなり、この「カサ抜けレシピ」を作成しました。私のように長年苦しむ人が、他に居てはならない。
「カサンドラ症候群」という言葉に辿り着いているあなたは既によくご存知かもしれませんが、回復に取り組む前にもう一度「カサンドラ症候群」の定義について確認しておきたいと思います。
カサンドラ症候群
カサンドラ症候群の定義(日本のWikiの表記)
カサンドラ症候群、カサンドラ情動剥奪障害とは、アスペルガー症候群の夫または妻(あるいはパートナー)と情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。
※カサンドラ症候群とは(Wikipediaより)
具体的な症状
具体的には下記の症状が現れます。
- 抑うつ状態
- 自己評価の低下
- 不眠
- 頭痛
- 無気力になる
- 孤立感、孤独感をもつ
- パニック障害(不安障害)
- 体重の増減がおこる
- 情緒不安定
- 動悸(どうき)などの自律神経にかかわる症状
- 罪悪感
- 自己喪失感
私の場合は、慢性的な頭痛、家族といるのに孤独感に襲われ、とにかく情緒が不安定でした。夫の帰宅時刻が近づくと動悸がしたり、LINEの通知音に怯える時期もありました。なぜ生まれてきたのだろう?なんのために生きているのだろう?と考えることも多く、日常の何でもない家事の最中に涙が流れてくる日もありました。頭痛外来にも通いましたが「原因不明」とのことで、精神を落ち着かせるお薬を服用していました。
「カサンドラ症候群から抜ける」とは
まず、カサンドラ症候群の定義が「情緒的な相互関係が築けないために生じる、身体的・精神的症状を表す」なので、「その症状が起こらなくなる」がカサ抜けの定義と言って良いと思います。
つまり、目指すべき最終的な形は
「パートナーの特性を何とかする」でもなく、
「適切な意思疎通や関係性を築けるように教育する」でもなく、
「自分の身体的・精神的症状を何とかする!」です。
要するに、方法はどんな形でも良くて、
「あなたが元気になればOK」ということです。
それが「カサ抜け」です。
カサンドラ症候群から抜ける方法
ASDさんの特性は十人十色です。
10人いれば10人が全く違います。
非ASDさんだって十人十色です。
この「カサ抜けレシピ」は、私の経験を基に作成していますが、「私のカサ抜けの方法を真似すればみんなもうまくいくよ!」という話をしようとは思っていません。
悩めるパートナー同士で話をすると「パートナーとコミュニケーションがうまくいかなくて辛い」という共通点を持てるので、みんな同じ解決方法で解決できるのでは?と思いがちですが、それぞれ相手が違う&ご自身の望むものや状態も違うので、アプローチ方法も人それぞれ異なります。
1つずつ取り組んでいくことで、あなたも数ヶ月後には「自分のカサンドラ症候群から抜ける道を見つけた!」と言えると思います。是非1つずつ、無理のない範囲で読み進め、取り組んでいただければと思います。
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